スコア投票

スコア投票では、参加者が共通の数値尺度で各選択肢を評価します。選択投票とは異なり、すべての選択肢への回答を求めます。そのため、結果から何を好むかに加え、どの程度好むかも分かります。

スコア投票を使う場面

すべての選択肢を同じ問いに基づいて個別に評価できる場合は、スコア投票を使います。たとえば、次のような場合に適しています。

  • プロジェクトの各部分の準備状況を評価する
  • 複数の原則の重要度を評価する
  • 会議の議題候補への関心を測る
  • 共通の基準で助成金の申請を評価する
  • 複数の提案の適合性を比較する

尺度の最低点と最高点が何を意味するかを定義します。共通の定義がなければ、同じ数字でも投票者によって意味が異なる場合があります。選択肢を選ぶだけでよい場合は選択投票を、参加者が限られた予算の中で配分を決める必要がある場合は配分投票を使います。

例:試験実施場所の候補を評価する

オーツミルク協同組合は、返却可能なボトルの試験実施場所を選んでいます。顧客のアクセス、スタッフの対応力、保管場所、回収時の輸送を考慮し、メンバーに4つの場所を0(不適切)から10(理想的)で評価してもらいます。

投票を設定する

すべての選択肢に同じように当てはまる質問を1つ示します。評価する項目を追加し、最低スコアと最大スコアを設定して、詳細にそれぞれの点数が意味することを説明します。選択肢の説明には、各項目の評価範囲を明記できます。

参加者が一貫して使える尺度を選びます。0~5の尺度は手軽に使えます。0~10の尺度なら、より細かな違いを示せます。細かくしても、必ずしも有用な情報が増えるわけではありません。質問に合う、できるだけ簡潔な尺度を使います。

ほかの人の影響や選択肢の表示順による影響を減らしたい場合は、匿名投票や選択肢のランダム表示が役立ちます。

投票する

参加者はスライダーを動かして、すべての選択肢に点数を付けます。この例では、投票者は中央駅のカフェに8点、川沿いの市場に6点、大学のフードコートに7点、港のオフィスに5点を付けています。

投票理由には、その尺度をどう当てはめたかを説明します。これにより、グループは低い点数が情報不足によるものか、具体的な懸念によるものかを区別できます。

結果を読む

結果には、選択肢ごとに次の情報が表示されます。

  • ポイント:すべての点数の合計
  • 平均:点数の平均
  • 有権者:その選択肢に点数を付けた人数

この例では、中央駅のカフェの平均が7.5で最も高く、港のオフィスの平均が5.25で最も低くなっています。川沿いの市場と大学のフードコートは、どちらも7です。招待された5人のうち4人が投票済みなので、グループは1人の回答がまだないことも確認できます。

平均を比較するのは、選択肢ごとの投票者数がほぼ同じ場合に限ります。わずかな差に意味があると判断する前に投票理由を読み、点数を受けてどのような行動を取るかを説明する結論を公開します。