合意プロセス

このガイドでは、合意プロセス全体を説明します。個別のコンセンサス提案の設定方法と結果の読み取り方については、コンセンサスを参照してください。

Unsplashに掲載されたAaron Burdenの写真 *Unsplashに掲載されたAaron Burdenの写真*

関係する全員で合意を形成します。

全員で決める必要があることについて、参加者それぞれのニーズや懸念に応えられる合意を目指します。

「コンセンサスとはプロセスです。グループが決定に向けて、ともに考え、感じる参加型のプロセスです」— Sam Kaner、Community at Work

要点

  • 一緒に話し合い、提案を練り上げます
  • 関係する全員を参加させ、その意見を尊重します
  • 大多数の合意を目指します

合意プロセスがよく使われる場面: - チームが課題や機会について共通認識を築き、提案を共同で作成し、行動方針を決めるとき。 - 理事会が、ビジョン、方針、戦略計画、予算などについて共同で決定するとき。 - 年次総会や総会で、規約の改定、大きな取引、理事や評議員の選出などの重要な決定について、メンバーや関係者が広く合意を求めるとき。

一般的な役割と参加要件: - 進行役を決めます。理事会では通常、議長が務めます。 - 組織の規約に定められた定足数、または特別多数に相当するメンバーが参加します。

合意プロセスの手順

  1. 決めるべきことを示し、Loomioでディスカッションを始めます。
  2. 合意の見込みを確かめるため、提案を示してセンスチェック提案を始めます。
  3. 不明な点を明らかにし、建設的な修正案を募って、提案を修正します。
  4. 合意を確認するため、コンセンサス提案を始めます。
  5. 決定の結論を示します。

利点

  • 共通認識を深められます。
  • グループ全体の意思に基づいて決定できます。
  • 個人の好みだけでなく、グループにとって大切なことも考えられます。

Loomioで合意プロセスを進める

合意プロセス Loomioでの進め方
課題や機会に気づき、行動を起こします。
決めるべきことを示す

背景情報を示して幅広く話し合い、共通認識を築きます。提案につながる意見に注目します。
Loomioでディスカッションを始めます。

タイトルに話し合うテーマを記し、何を達成したいかを示します。

背景資料を添付するか、リンクを貼ります。質問や情報、コメントを寄せてもらいます。
提案を示す

合意の見込みを確かめます。
センスチェック提案を実施します。

タイトルには: 提案の名前を記します。

提案の詳細には: 提案の内容と重要な理由を明確に示します。必要な背景情報と提案へのリンクも含めます。

全員に、提案が締め切られる前に回答するよう呼びかけます。
修正

提案について話し合い、不明な点を明らかにして修正します。

反対意見を理解し、解決を目指します。

反対する人には、提案された決定や行動方針について、建設的で実行可能な修正案を出してもらいます。
スレッドでの話し合いを進め、懸念に対応して提案を修正します。
合意

合意できているか、次の回答を確認します。

同意する:提案を支持します。

棄権する:この決定は自分に影響せず、グループがどのように決めても構いません。

同意しない:支持するには、提案の一部を変更する必要があります。

ブロック:提案に根本的な異議があり、解決できません。
現在の提案を使ってコンセンサス提案を実施します。

タイトルには: 決めることを記します。

提案の詳細には: 提案を示し、投票を呼びかけます。

何をもって合意とするかを明記します。たとえば「この提案を可決するには、全員が『同意する』に投票する必要があります」または「この提案を可決するには、メンバーの75%が同意する必要があります」と記します。

参加者に投票の「理由」を書いてもらいます。同意しない場合は、その理由と、同意するために必要な変更も書いてもらいます。

「ブロック」(拒否権)の投票選択肢を使う組織もあります。

投票中はコメントに返信し、進捗を知らせます。早期に締め切るか、期限まで続けることもできます。

参加者は、投票中に新しい情報が示された場合など、提案の締め切りまで「投票を変更」できます。
結論

合意に達したかどうかと、決まった内容を示します。

決定を実行し、必要な行動を計画します。
投票結果を踏まえて、決まった内容を示します。

プロセスの結果をまとめ、次に何をするかを伝えます。

結果から結論を出せない場合は、ディスカッションを再開して新しい提案を実施できます。

結論として記した内容は、後で決定を確認するための重要な記録になります。

Loomioでの合意プロセスの例

ステップ0. 課題や機会に気づき、行動を起こす

取り組む価値のある課題や機会ですか? Vivienは、Oatmilk Coopのブランドを見直す時期だと気づきました。

決めるべきことはありますか? 新しいブランド案を承認する責任は理事会にあります。

ほかの人や組織に影響しますか? ブランドは協同組合に対する印象を左右し、組織の全員に影響します。

ステップ1. 課題を示す

Vivienは、組織のブランドを見直す必要性を示してLoomioでディスカッションを始めます。新しいブランド案づくりへの参加を呼びかけ、承認は理事会が合意プロセスで決定することを伝えます。

ステップ2. 提案を示す

Vivienはセンスチェック提案を実施し、ブランド案の主な要素について意見を集め、合意の見込みを確かめます。センスチェック提案によって、提案が形になりつつあることを知らせ、参加を促します。懸念を明らかにするのにも役立ちます。

ステップ3. 修正

センスチェック提案が締め切られると、Vivienは結論を示し、結果と次の予定を全員に知らせます。 Vivienは懸念に対応するための話し合いを進め、ブランド案の文書を修正します。

ステップ4. 合意

ブランド案の文書を最新版に更新したVivienは、コンセンサス提案を実施して理事会の承認を求めます。

理事会のメンバーに投票を呼びかけ、ブランド案の承認を求めます。理事会は、この種の提案の可決にはメンバーの75%を超える人が「同意する」に投票する必要があると、あらかじめ決めています。

このテンプレートには、標準で「ブロック」の選択肢が含まれています。ブロックは、意見の対立を招いたり、不適切に使われたりする可能性があり、すべてのグループに適しているわけではありません。意思決定にブロックを使わない場合は、テンプレートを編集して削除することをお勧めします。

ステップ5. 結論

コンセンサス提案が締め切られると、Vivienは結論を示します。そして、合意に達し、新しいブランドを導入する作業が始まることを全員に知らせます。